大規模サイト向けのSEO代理店は、小規模事業者向けとは別の種類の問題を解いています。その違いは、算術的な意味での規模ではありません。大きなサイトが失敗するのは、直すべきことを誰も知らないからではめったにありません。知っている人が、それを本番へ出せないから失敗するのです。

提案資料が決して触れないのがその部分です。監査で十二件の課題が見つかり、そのうち十一件はテンプレート、プラットフォーム、あるいは自前の計画を持つ別チームが所有するリリース手順の変更を必要とし、十八か月後に本番へ出たのは四件でした。SEOは一度も律速ではありませんでした。

大規模サイトのSEOを実際に縛るもの: 診断ではなく、実装の余力と組織上の所有権です。誰も出せない提案は、提案がないのと同じ価値しかありません。良い代理店は、自らの指摘のうちどれだけが本番に届いたかで評価され、その尺度で測られることを拒む代理店は、文書を売っています。


診断が易しい部分である理由

小さなサイトでは、SEOを担う人がたいてい変更する権限も持っています。大きなサイトでは、タイトルタグをプラットフォームチームの所有するテンプレートが生成し、商品部門が所有する商品情報システムから値が入り、第三のチームのフロントエンドが描画し、第四のチームの基盤が配信をキャッシュしていることがあります。

それを変えるのはチーム間の交渉です。タイトルタグを改善せよという監査は技術的には正しく、運用上は役に立ちません。誰が、どのシステムで、何を変えるのか、そしてそれが相手の計画から何を押しのけるのかを述べていないからです。

したがって大規模サイトのSEOは、開発の仕事の形をとらなければなりません。指摘は所有チームの管理台帳にチケットとして届き、見積もりが付き、受け入れ条件があり、リリースの周期に並べられ、担当者の名前が入ります。資料を作って販促チームに説明する代理店は、供給の連鎖上の誰も動かせない成果物を作っています。

ここで代理店に必要なのは、検索の知識と同じくらい、社内の力学を読む力です。どのチームが今どれだけ詰まっているか、誰の承認が要るのか、どの四半期なら差し込めるのかを把握しないまま出された提案は、正しくても順番が回ってきません。

巡回予算が現実の制約になる

数千URLを下回る規模では、巡回予算はほぼ理論上の話です。数十万を超えると、それがすべてを支配する制約になり、大きなサイトはそこで潜在力の大半を失います。

型はほぼ常に同じです。二百万のURLを持つサイトのうち、現実に流入を得られるのはおそらく八万ほどです。残りはページ送り、絞り込みの組み合わせ、セッション用のパラメータ、計測用の変種、掲載の終わった項目、そしてサイト内検索の結果です。クローラーは予算を比例して配分するため、あなたが大事にするページはめったに訪問されず、更新は反映まで何週間もかかります。

Googleの大規模サイトの巡回予算の管理 に関する指針は、これが一定の規模を超えて初めて問題になると明言しています。まさにそれが要点で、これは大規模に固有の問題です。作業は地味です。何を巡回可能にすべきかを決め、メタタグだけでなくrobots.txt と内部リンクで徹底し、巡回の模擬ではなくサーバーログで裏づけます。

ログ分析こそ、大規模がそれ以下のすべてから最も大きく分かれる地点です。模擬は何が取得されうるかを示します。ログは何が実際に取得されたか、どのボットが、どれだけの頻度で、どの状態コードで取得したかを示します。大きなサイトではこの二つの絵は必ず食い違い、その差が指摘そのものになります。

統制、あるいはなぜ元に戻るのか

大規模に固有のもう一つの失敗は、後戻りです。何かを直しても半年後にはまた壊れています。改装が出たから、チームが再編されたから、あるいは最初の議論にいなかった人々が新しい管理画面の部品を導入したからです。

それを防ぐのは最適化ではなく統制です。正規化タグが消えたときや、検証環境からnoindexが漏れ出したときにビルドを失敗させる、配信手順の中の自動検査という形をとります。新しいテンプレートが守るべき、文章になった基準という形をとります。URL構造に触れるあらゆる案件に付く、SEOの受け入れ条件という形をとります。

大規模案件の中でもっとも心の躍らない部分であり、成果が生き残るかどうかを決める部分でもあります。これを経験した代理店は最初の月に持ち出します。していない代理店は、自分の成果が取り消されたときに驚きます。

統制の話は、契約が続いているあいだは目立ちません。効いているかどうかが分かるのは、担当者が入れ替わり、代理店が変わり、それでも基準が残っているときです。そこまで見越して仕組みを置ける相手かどうかが、長期の差になります。

移行は賭け金がもっとも高い瞬間

大きな組織はプラットフォームを移し、合併し、名前を変え、ドメインをまとめます。そのどれもが、積み上げた年月分の評価が一日の午後で失われうる瞬間です。失敗は退屈なほど一貫しています。実際に流入と被リンクのあるページからではなくサイトマップから作った転送表、何段も連なる転送、そして途中で落ちたパラメータです。

流入を落とさないサイト移行 の解説で仕組みを扱っています。大規模で加わる要素は予行です。転送表は公開後に検証するのではなく、公開前に本物のログと解析データに当てて試験します。

英国での費用

契約形態目安含まれるもの
大規模向け技術監査£6,500から£15,000以上ログ分析、巡回予算、テンプレート、描画、統制の点検
継続プログラム月額£4,000から£10,000常駐に近い技術作業、チケット作成、チーム横断の支援
移行支援£10,000から£40,000転送表、予行、公開時の監視、復旧

監査の価格帯が中堅向けより高いのは、納品物が違うからです。中堅向けの監査は文書です。大規模向けの監査はログ分析を含み、所有チームの管理台帳に見積もり付きのチケットとして届きます。テクニカルSEO監査費用 の内訳が、これより下の段階を示しています。

大規模向けSEO代理店をどう見極めるか

自分たちの成功をどう測るかを尋ねてください。答えに、本番へ届いた提案の割合が含まれていないなら、成果を実際に縛っているものに責任を負っていません。

あなたの開発チームの管理台帳の中で働くのか、自社の報告資料の中で働くのかを尋ねてください。前者を選ぶ代理店は、見た目より地味な報告になりますが、実際に物事が動きます。

どのURL数からログ分析を必須と考えるか、そしてログが手に入らないときにどうするかを尋ねてください。二つ目の答えのほうが重要です。多くの大企業で、社内手続きの都合からログの入手は本当に難しいからです。

後戻りを止めるために配信手順へ何を組み込むかを尋ねてください。答えのない代理店は、来年また同じ指摘を返してきます。

誰に同席してほしいかを尋ねてください。力のある代理店は、プラットフォーム開発、管理画面の責任者、配信網を握る人を挙げ、案件の後ろ盾が販促部門だけだと落ち着きません。

どこから始めるか

大きなサイトで最初に行うもっとも有用な作業は、そもそも監査ではありません。URLがいくつ存在し、そのうちいくつが順位を取りうるのか、そしてクローラーの注意が今それらにどう配分されているのかを明らかにすることです。この一つの比較だけで、たいてい計画全体が組み替わります。

Mecanikは、ログ分析を含み、文書ではなく実装可能なチケットとして届くテクニカルSEO監査 を行い、所有チームに余力がない場合はプラットフォームの作業をWeb開発 チームで引き受けます。前回の監査が、結局出荷されない提案を生んだのなら、まず解くべきはその問題です。


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よくある質問

大規模サイトのSEOは通常のSEOと何が違うのですか。 制約は診断ではなく、実装の余力と組織上の所有権です。大きなサイトでは指摘の大半が、自前の計画を持つ別チームの所有するテンプレート、プラットフォーム、リリース手順の変更を必要とし、誰も出せない提案の価値はゼロです。

巡回予算が実際に問題になるのはいつですか。 数十万URLを超えたあたりからです。それ以下ではほぼ理論上の話です。二百万URLのうち流入を得られるのが八万ほどというサイトでは、クローラーが予算を比例配分するため、大事なページがめったに訪問されません。

大規模サイトのSEO修正はなぜ元に戻るのですか。 改装が出たから、チームが再編されたから、あるいは最初の議論にいなかった人々が新しい管理画面の部品を導入したからです。防ぐのは統制です。配信手順の自動検査、新しいテンプレートが守る文章化された基準、そしてURL構造に触れる案件に付くSEOの受け入れ条件です。

英国で大規模向けSEO代理店の費用はどれくらいですか。 大規模向けの技術監査は£6,500から£15,000以上、継続プログラムは月額£4,000から£10,000、移行支援は£10,000から£40,000が目安です。監査の価格帯が中堅向けより高いのは、ログ分析を含み見積もり付きのチケットとして届くからです。

大規模ではなぜサーバーログ分析が必要なのですか。 巡回の模擬は何が取得されうるかを示すのに対し、ログは何が実際に取得されたか、どのボットが、どれだけの頻度で、どの状態コードで取得したかを示すからです。大きなサイトではこの二つの絵は必ず食い違い、その差こそが本当の指摘です。